子宮内膜症・腸管子宮内膜症の体験記録

卵巣嚢腫から腸管内膜症の手術(卵巣摘出、腸一部切除)の体験談と子宮内膜症で悩まれている方の少しでも参考になればと綴っています。

子宮内膜症とは

子宮内膜症とは

子宮内膜症は、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離(はくり)を繰り返す病気です

 

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子宮以外の場所(卵巣、卵管、盲腸、へそ、肺、ダグラス窩、肺)で生理と同じような症状(出血)が起こります卵巣嚢腫、子宮筋腫なども子宮内膜症の症状だとも言われてます。

原因

なぜ子宮内膜症になるのかは分かってません。

出産年齢が高い為とよく言われていますが、昔から子宮内膜症のような症状の人は居たようです(生理痛がひどく、不妊だった)

遺伝という説も見ました(私自身、母親や祖母が流産経験などもありますが子宮内膜症ではありませんでした)

女性が一生のうちに分泌する女性ホルモンの量は、ティースプーン1杯程度といわれています。

また女性の身体の成長や月経に関わるエストロゲンはたった耳かき1匙(さじ)と言われています。

子宮内膜症や子宮がんなどが多くなってきているのは、エストロゲンが優勢に働いていると言われています(エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンのバランスが保たれている事が大切です

私は不妊治療中の検索魔で行きついたのが女性ホルモン(エストロゲン優勢)を乱す事が一番原因になっているように思います。

女性ホルモンを乱すもの

  1. ストレス
  2. 牛や鶏のエサなどに含まれているホルモン剤
  3. 女性のサプリの摂取(胸を大きくするやプラセンタなど、サプリ以外にもゼラチンやザクロの過剰摂取なども良くないと言われています)
  4. 環境ホルモン(プラスチック、合成洗剤(ごうせいせんざい)、医薬品(いやくひん)農薬(のうやく)など

そしてエストロゲン優勢は不妊の原因にもなっています。

子宮内膜症の診断

子宮内膜症は手術で病巣を取り

病理検査をして子宮内膜症が確定します。

MRIでも子宮内膜症は見えません。

子宮内膜症の病巣は精通している医師でも見つけるのが難しいそうです。

だから手術をしても完全に取り切れず、症状が良くならない事が多いようです。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫、血液検査CA125が高い=子宮内膜症ではありません。

 

(私が子宮内膜炎で入院している時に、同じ部屋に卵巣嚢腫の術後の人がいました。

先生が病理の結果、子宮内膜症じゃなかった。良かった、良かった!と言ってました(子宮内膜症で悪かったですねって感じです)(-_-))

 

また超音波やMRIでも子宮内膜症は確認できません。

子宮以外(腸)などは生理時に内視鏡での目視確認手術による病巣の検査で確定されます。

 

私を含めて多くの婦人科では血液検査や卵巣が腫れている=子宮内膜症と言われる事があります(友人や整体のお客様から「病院で子宮内膜症って言われた」と相談がたまにありました)

こちらもよく言われる言葉ですが

「妊娠したら治る」

と言われました。

子宮内膜症の治療

子宮内膜症は妊娠しても治りません。

(私も子宮内膜症の本を見た時はショックで泣きました)

 

痛みを抑えるにはピルなどで(子宮内膜症のピル(ルナベルなど)が有効です)症状が軽減されます。妊娠中も症状が治まります。

子宮内膜症のピルについて

ピルは子宮内膜症のピルがあります。

当時、子宮内膜症用のピルを出してくれない婦人科もありました。

その時に薬剤師さんに相談したら成分などを調べてくれて、処方した先生に電話をして子宮内膜症にはこちらのピルが有効ですと変えてくれた事がありました。

 

子宮内膜症の種類

子宮内膜症は2種類あるようです。

浸潤するものと浸潤しないもの

(子宮内膜症の精通している病院で癌のようなものと言われました)

浸潤する子宮内膜症は他臓器子宮内膜症になるようです(腸や肺などに転移する)

浸潤しない子宮内膜症なら一度の手術でキレイに取り切れれば、それほど悪化しないのかもしれません。

症状

痛みは月経痛(生理痛)、その他の骨盤痛(慢性骨盤痛、性交痛、排便痛)などがあります。

また、左腰痛や胃痛がある人が多いようです(婦人科の先生がおっしゃってました)

私の体験から悩んでる方へ

私は始めの頃は生理時にお腹に激痛があり、丸くなったまま動けませんでした。

盲腸かと内科に行ったら、お腹を押して痛みが下の方なので婦人科系に行った方が良いと言われました。

その時に卵巣がちょっと腫れているから、子供を早く作った方が良いとおじいちゃん先生から言われました(独身でしたけど(+_+))

その時に漢方と痛み止めを出されました。

この激痛でちょっと腫れてるだけと言われたので、1年ほど我慢してました。

そして生理の度に激痛がひどくなり、出勤途中の道路でしゃがみ込むこともありました(すぐにピルを飲んでいたら違ったのかもしれません)

それから1年ほど経ち、胃痛で救急車で運ばれたらタマゴ大の卵巣嚢腫だったというお客様がいました。

症状がとても似ていたので、今度は勧められた大きい総合病院へ行きました。

そこでメロン大に卵巣が腫れてがすぐに手術という流れでした。

メロン大に卵巣が腫れたら症状はあるのか

メロン大に腫れていても生理以外の症状はほとんどありませんでした。

手術前に腹筋してもお腹が凹まない、トイレがやけに近い(尿管が圧迫されていたのではないか!?)という症状は卵巣が腫れていたからかなぁという感じです。

でもここまで大きくなるのってマレだそうです。

途中で捻転したり、破裂して緊急手術になる人が多いようです。

手術

手術は子宮内膜症に精通している医師に手術してもらう事をお勧めします。

そして、手術は一生に3回までにした方が良いと子宮内膜症のNPO団体の方に相談した時に言われました。

私も手術はできる限り少ない方が良いと思います。

そのためには手術をする医師、病院をよく調べて下さい。

日本に子宮内膜症の病巣を取り切れる医師はほとんどいないと言われています。

私も一度目の手術で病巣が飛び散った可能性もあると言われました。

治療

完治させる方法は閉経または両卵巣、子宮を摘出しかありません。

私は凍結胚があり妊娠を希望していたので、子宮は残しましたが病巣が残っていると悪性化する可能性もあるので、本来は子宮も取る事もすすめると言われました。

(子宮内膜症の病巣は精通した医師でも取り切るのは難しいです)

これは他臓器子宮内膜症でも卵巣、子宮摘出になります。

他の臓器なのに、子宮を摘出で完治させるのは不思議ですが、他の臓器でも生理と同じ時期に出血します。

 

長くダラダラした文章を最後まで読んでくださってありがとうございます。

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